2003-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ジャン・ボードリャール『不可能な交換』紀伊国屋書店、2002

PDC WORLD CHAMPIONSHIP 2003 /J-SKYSPORTS 3

ルール。交代で3本ずつ投げて、501点を埋めたら1レッグを得る。3レッグ×5セット先取。そんな感じ。 月の光の当たっている薄雲のようなグレーの髭男、ジェイミー・ハーヴェイは神経質そう。一方のジョン・パートは巨体でメジャーリーガーのような風貌だが…

『おいしい生活』

バカっていいなあ。ジェットコースターみたい。逸脱にも、好感の持てるものと、そうでないものがある。無邪気か、無知か、根底にある良心か。偽善に対する意地悪か。こぢんまりした、クールなカタルシス。

キリンジ『3』

とても内容の濃ゆいアルバム。ベスト版級の出来。孤高の名曲「エイリアンズ」「アルカディア」を筆頭に、さわやかな「イカロスの末裔」、3月の春風のような「君の胸に抱かれたい」、もう一人のサンタクロース*1の哀愁漂う物語「千年紀末に降る雪は」など、…

J・クリシュナムルティ『自我の終焉―絶対自由への道』篠崎書林、1980

[ISBN:]

ノーム・チョムスキー『メディア・コントロール』―正義なき民主主義と国際社会、集英社(集英社新書)、2003

鈴木主税 訳 現代社会の理解について。現代がいかにPRでコントロールされた、心理戦の時代であるかについて説く。マキャベリは『君主論』の中で、内政がうまくいかなかったら外交で稼げ、ってことを言っている。橋本龍太郎がロシアに力を入れたのはそのた…

キリンジ『スウィートソウルe.p』

キリンジである。とにかくキリンジである。 一曲め「スウィートソウル」は、夕御飯のシチューのような温かみの中に、深夜23時のコンビニに訪れる一人暮らし―または若いカップル―のドライな安らぎが、それぞれ喧嘩することもなく同居している。20代中半〜30代…

HALCALI「エレクトリック先生」

エレベーターミュージックを洗練したようなノリの音に、リズムよく弾むライム。そんでもって歌われてるのは(中学生の)女の子が一度は通るであろう、先生への恋心。挿入歌的に入る「チェッコリ」のインパクトに歌詞が負けてない。ビートを効かせて声を立た…

立ち読み

ベルグソン『時間と自由』 『幻想の地誌学』 松岡正剛『知の編集工学』 『ちくま文学の森9 怠けものの話』、筑摩書房、 『江戸学のすすめ』 イェーツ『幻想録』 『超哲学者マンソンジュ氏』 『パリは燃えているか?』 デリダ『滞留』『ポジシオン』『来るべ…

ジョルジュ・ペレック『考える/分類する』

松岡正剛『間と世界劇場』

レイモン・クノー『文体練習』

松岡正剛『間と世界劇場』主と客の構造‐2、春秋社、1988

ISBN:4393332040

クリストファー・シルベスター編/新庄哲夫ほか訳『インタヴューズ』1・2、文藝春秋、1998

19世紀後半から20世紀までの、主にヨーロッパ現代史を彩る著名人のインタヴュー記事を集めたもの。同じインタヴューでもさまざまな文体があるものだと思わされた。くわしくはココ:http://shoshiroad.s8.xrea.com/pw/pukiwiki.php?InterView ISBN:4163545107 …

布施英利『脳の中の美術館』、筑摩書房(ちくま学芸文庫)、1996

ISBN:448087125X

辻信一『スロー・イズ・ビューティフル』、平凡社、2001

ISBN:4582702333

腹痛ボンバイエ

頭痛も腹痛も止まらない。なんなんだろう。もう。

試み:社会学者を一言で

ウォーラースティン「世界システム」 フロム「自由からの逃走」 リースマン「他人指向型」 ジンメル「形式」 シュッツ「類型」

橋口亮輔『ハッシュ!』、SIGLO、2001/田辺誠一、片岡礼子、高橋和也

赤ん坊の写真がイカす。 出演者はみんなそれぞれに乾いている。ヌメヌメしたものを求めてる。その求めるスタンスにもいろいろあるが、ピンとくるものはあるだろう。 「子供の頃もっとちゃんと誰かに抱きしめられたりしてたら、こんなことにはならなかった」…

岩井克人『会社はこれからどうなるのか』、平凡社、2003

ISBN:4582829775

東浩紀『動物化するポストモダン』、講談社(講談社現代新書)、2001

コジェーブによると、ポストモダンの人間には、二つの選択肢があった。東はそれを引き、一方の、形式的対立をムリヤリ作り楽しむ「スノッブ化」は1989〜95年にバブル崩壊で断たれ、感情的満足の享受する効率を追求する、飢えも争いも哲学もない「動物化」の…

松岡正剛『フラジャイル』、筑摩書房、1995

ISBN:4480857109