書籍
1960年、日比谷公会堂で一人の政治家が刺殺された。当時の社会党委員長・浅沼稲次郎に刃を向けたのは、17歳の右翼少年・山口二矢(おとや)。浅沼はなぜ殺されたのか。山口はなぜ殺したのか。なぜ殺せたのか。二人の生涯を当時の政情を交えて掘り起こす沢木…
映画の原作。同名の短編集に収録されている。 映画はオサレでしっとりしたトーンができていたが、こちらはもう少し暖かく、コミカルだ。恒夫も関西弁を喋るし、関西特有の冗談も飛ぶ。ジョゼは本だけではなくテレビやラジオからも情報を摂ってて、歌手の真似…
小熊英二/上野陽子『<癒し>のナショナリズム』 渋谷望『魂の労働』 西村佳哲『自分の仕事をつくる』 シラー『美的教育』 ガタリ『カオスモーズ』 レッシグ『コモンズ』 ベンヤミン『パサージュ論』1、3
松林の中の書斎にはじまり、まき割り、噴火するタイプライター、潮の流れなどにモチーフを映しながら、「書く」ことの本質に迫る。原題は"The Writing Life"。 松岡正剛の紹介:http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0717.htmlで読んだのだが、その参照項が…
眼が人を変える フェリックス・ガタリ『分裂分析的地図作成法』 ジョルジュ・アガンベン『ホモ・サケル』 ニーチェ『道徳の系譜』
毎年、これの哲学・思想欄を見てどれを買うか決めている。今年は見ないでimidasを買ってしまったが、いちばん面白かったのは知恵蔵。コンテンポラリーな思想を紹介しつつ、やや遡上してスピノザなどに触れているのがよい。著者の的場昭弘氏にマルクス主義関…
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鈴木主税 訳 現代社会の理解について。現代がいかにPRでコントロールされた、心理戦の時代であるかについて説く。マキャベリは『君主論』の中で、内政がうまくいかなかったら外交で稼げ、ってことを言っている。橋本龍太郎がロシアに力を入れたのはそのた…
ISBN:4393332040
19世紀後半から20世紀までの、主にヨーロッパ現代史を彩る著名人のインタヴュー記事を集めたもの。同じインタヴューでもさまざまな文体があるものだと思わされた。くわしくはココ:http://shoshiroad.s8.xrea.com/pw/pukiwiki.php?InterView ISBN:4163545107 …
ISBN:448087125X
ISBN:4582702333
ISBN:4582829775
コジェーブによると、ポストモダンの人間には、二つの選択肢があった。東はそれを引き、一方の、形式的対立をムリヤリ作り楽しむ「スノッブ化」は1989〜95年にバブル崩壊で断たれ、感情的満足の享受する効率を追求する、飢えも争いも哲学もない「動物化」の…
ISBN:4480857109