imidas、知恵蔵、現代用語の基礎知識

  • 毎年、これの哲学・思想欄を見てどれを買うか決めている。今年は見ないでimidasを買ってしまったが、いちばん面白かったのは知恵蔵。コンテンポラリーな思想を紹介しつつ、やや遡上してスピノザなどに触れているのがよい。著者の的場昭弘氏にマルクス主義関連書が多いことから予測し得るように、唯物論的にまとまっているのは否めないが。ちなみに現代用語の基礎知識宇波彰でやや用語の基礎知識的に、imidasは哲学が米虫正巳・望月太郎、現代思想今村仁司でテーマごとに編集してある。今村仁司ネグリの『帝国』を扱わないなど、けっこう思い切っている。