アニー・ディラード『本を書く』(柳沢由美子訳。パピルス、1996)

  • 松林の中の書斎にはじまり、まき割り、噴火するタイプライター、潮の流れなどにモチーフを映しながら、「書く」ことの本質に迫る。原題は"The Writing Life"。
  • 松岡正剛の紹介:http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0717.htmlで読んだのだが、その参照項が「カギリを尽くせ」(918夜:http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0918.html)だけあって、やっぱりストイック。しかしアールデコのようにシンプルな文体はぐいぐい読ませてくれる。なるほど、これも消尽感覚、か。